車が不要になったらどうしたらいいですか?お金はどれくらいかかりますか?

お客様からそんな相談を受けることってまぁまぁあるんですよ。
車を廃車にする理由って人それぞれですが、例えば免許返納や引っ越しのため不要になるとか様々な理由があります。

不要になった車の処分方法について解説します。

その車に価値があるのか?

例えば、高年式で走行距離も少ないような車なら廃車ではなく、車を売る方法があります。
車買取のお店に持っていくとか。

乗り換えであっても、購入店に下取りに出したほうがいいのか、どこか違うところで車を買い取ってもらった方がいいのか。購入店なら下取り価格以外に値引きで頑張ってくれる可能性もあるし、トータルで考えなきゃいけないところですよね。
ですので、乗り換えであっても買い取り査定をしてもらうべきだと思います。

反対に値段なんてつかないような低年式で走行距離も多いような車なら、やはり廃車という手段になりますよね。

価値があるのかないのか。
そこが重要になってきます。

ローンで車を買った場合は所有権解除が必要

ローンで車を購入した場合、車検証の所有者がローン会社やディーラーになっています。
車の価値に対してお金を貸しているわけなので車を勝手に売買できないようにしているんでしょうね。

ローンの返済が終わると、所有者を変更しなければなりません。

これを 所有権解除 っていいます。

車を売買するにも廃車するにも所有者がローン会社のままでは手続することができません。
ですので、所有権が残っている場合は所有権解除をしてください。

所有権解除の方法

STEP1
ローン会社に所有権解除の書類送付を依頼する

ローンが完済したらローン会社に所有権解除の書類を送付するように依頼してください。
数日すると、①印鑑証明②委任状③譲渡書が送付されてきます。

STEP2
乗用車の場合は使用者(本人)の印鑑証明と実印を準備する

使用者の印鑑証明(発行から3か月以内)と実印(もちろん印影が印鑑証明と同一のもの)を準備してください。軽自動車の場合は印鑑証明は不要で印鑑(実印でなくても良い)だけでOKです。

STEP3
陸運支局に行く

軽自動車の場合は軽自動車協会、乗用車の場合は陸運支局に行きましょう。
書き間違いなどがあると面倒なのでできれば行政書士を使うのがベストです。
行政書士事務所は陸運局の周りにいくつもあると思います。

と、まぁ面倒な手続きが必要ですよね。

廃車にするとか買い取りしてもらうとか、引き取り業者さんが決まればSTEP2以降はやってくるところが多いと思いますよ。※ローン会社から必要書類をもらうのは本人がやらなければなりません。

ちなみに、ローンが残っているとローン会社に相談する必要が出てきますのでご注意ください。

お金にならなくていいなら近くのガソリンスタンドに相談してください

とにかくゼロ円で引き取ってさえくれればいい!という方でしたら、最寄りのガソリンスタンドに相談してみてはどうでしょうか?おそらくですが、まぁまぁの確立で廃車引き取りはやってくれると思います。
お金にはなりませんが、ほとんどの場合は引き取り無料です。
理由は、ガソリンスタンドからスクラップ業者に引き渡すと鉄くず料などガソリンスタンドとしても儲けがあるからです。

ただし、家で動かなくなったとか車検が切れているとかはレッカーが必要のとなりますので、対応できないところが多いでしょうね。ガソリンスタンドに依頼する場合は車検切れになる前に、前もって相談に行っておくことをお勧めします。

車検切れや不動車は業者さんに頼みましょう

家で動かなくなったとか、長期間放置しすぎてとっくに車検が切れているなど、簡単には動かすことのできない状況であれば、業者さんに頼みましょう。

車検が切れた状態は道路を運行することができません。
仮に市役所で臨時ナンバーを借りるにも有効な自賠責保険が必要となります。
※臨時ナンバー取得のため1か月だけ自賠責に加入するにしても5,000円くらいかかります。

レッカーを頼むにしても、お金がかかります。

ですので、そのような場合には業者さんに頼みましょう。意外と値段が付く可能性もあります。
事故車や不動車、車検切れでも買い取ってもらえる可能性があります。

最悪はレッカー費用や面倒な手続きを無料でやってもらえたら節約になります。