新しく追加されたキーパーコーティング フレッシュキーパー とロングセラーの クリスタルキーパー 。
どういう違いがあるのか。解説します。

価格の違い

まずは価格の違いです。
左がフレッシュキーパーで右がクリスタルキーパーのチラシの切り抜きです。

フレッシュキーパーはクリスタルキーパーに比べて全サイズ1万円高い設定になっていますね。

作業時間はどちらも2時間です。

耐久はどちらも1年間ノーメンテナンス。

ですが、クリスタルキーパーは”1年間洗車だけで、ノーメンテナンス”に対してフレッシュキーパーは”ノーメンテナンスで、1年以上耐久”とコーティングへの自信がキャッチフレーズからもうかがえますね。
価格の差が1万円ありますからね。そりゃ、自信ないとそんな差は出ないですよ。

では、価格差1万円。コーティングの違いについて見てみましょう。

クリスタルキーパーとフレッシュキーパーの性質の違い

まず、コーティングの構造について見てみましょう。
キーパー技研のガラス系コーティングの特徴としては2層構造になっていることです。
左がクリスタルキーパーの構造。右がフレッシュキーパーの構造です。

クリスタルキーパーの構造図
フレッシュキーパーの構造図

ふたつのコーティングが2層構造になっていて1層目は中密度のガラスコーティングであることは変わりません。
違いがあるのは2層目です。

クリスタルキーパーは中密度ガラスの上にレジンを塗布します。
フレッシュキーパーは中密度ガラスの上にECOレジンを塗布します。

レジンの目的は1層目のガラス皮膜を保護し、黄砂などに含まれるミネラルが固着してできる水シミやウォータースポットの発生を防ぐことです。

一般的なガラスコーティングで発生するような水シミやウォータースポットはこのレジン皮膜によって形成されにくくなっています。ですので、色の濃い車でも強撥水のコーティングを施工しても何ら問題ないわけです。

よく似たこのふたつのレジンですが、性質は全く違います。

クリスタルキーパーのレジンはガラスコーティングの上に定着させている感じですが、フレッシュキーパーのECOレジンはガラスコーティングの上に硬化させています。

クリスタルキーパーのレジンに乾燥時間は必要ありません。施工後、雨が降ってきても何ら問題ないのです。
しかし、フレッシュキーパーは夏場は2時間、冬場は5時間の乾燥時間をとるか、コーティングホールドという作業を加えてコーティングを硬化させます。ちなみに自然乾燥させてもコーティングホールドさせても仕上がりは変わりません。

ふたつのレジン。同じような名前ですが、全く性質が違うんです。

ふたつのコーティングの性能の違い

レジンの性質が全く違うわけですが、性能はどうでしょうか。
私はスタンダードなクリスタルキーパーでも相当優れたコーティングだと思っていますが。

フレッシュキーパーはさらに洗車の回数を減らすことに特化したコーティング。
いや。クリスタルキーパーでも十分ですけどね。笑

これはキーパー技研のフレッシュキーパーの性能を検証した動画です。

雨と一緒に汚れを流してしまおう。フレッシュキーパーはそういうコーティングです。

ただし!黄砂を含んだ雨が降ったら洗車してください。

ここまでコーティングの違いについて解説してきましたが、どうでしょうか。

スタンダードなクリスタルキーパーが良いのか。
さらに洗車の回数を減らせるフレッシュキーパーが良いのか。

価格差1万円をどう見るのか。

まぁ、フレッシュキーパーを試してみるのもアリかもしれませんね。