車の窓ガラスに付着するうろこ状の水シミを気にされている方って多いですよね。
そんな水シミの発生原因と対策を簡単にまとめてみました。
窓に付着する水シミの発生原因って何?
車の窓ガラスに付着する水シミ(うろこ状のもの)の発生原因のほとんどは 水に含まれるミネラル です。
例えば、真夏に自宅で洗車をしているといくら水道水をかけながら洗車をしてもボディーや窓ガラスについた水分はすぐに蒸発しますよね。このとき、水分は蒸発しますがミネラル分はボディーや窓に残ります。
これを繰り返し放置していると、ウォータースポットとか水シミと言われるものになります。
ボディー(塗装面)の水シミ防止なら クリスタルキーパーやダイヤモンドキーパーで施工する レジン被膜 が有効です。
(過去記事参照)
クリスタルキーパーとダイヤモンドキーパーって水シミが付かないの?
でも、窓ガラスは何にもコーティングされておらず無防備な状態。
ミネラルは 無機質 です。そして窓ガラスも 無機質 です。
ですので、ボディーよりも窓ガラスの方が ミネラルが付着しやすい んですね。
よくあるのが、バイザーをつけている車の窓を少し下げると バイザーの部分だけ水シミが付いているんですね。
洗車したときに窓は拭くけど窓を下げてまでは拭かない方に多い現象です。
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水シミの予防方法は?
予防方法でお金をかけずにやるならば、洗車したときにしっかりと拭きあげる ことです。
もちろん窓を下げて窓の淵までしっかりと拭くこと。
でも、洗車したときは予防になりますが、これでは雨水を防ぐことができないんですね。
カー用品店で販売している 簡単に塗れる窓ガラスの撥水剤 は非常に便利なんですが、水シミ防止とは目的が違います。
シリコン素材のものは簡単に作業でき水をよく弾きますので雨の日の視界は良好になります。
しかし耐久期間が短いことと水シミ防止の効果はありません。
素材としては フッ素 がお勧めです。
フッ素の特徴としてはシリコンに比べて耐久期間が長く水シミ防止の効果があります。
フッ素のデメリットは作業が簡単ではないということです。
まず、施工する窓ガラスの脂分を落とす必要があります。
フッ素は油膜取りをしてあげなければしっかりと定着しません。
そして乾燥時間に夏場で20分ほどかかります。この間、水分に触れてはいけません。
つまり、洗車のついでに自分でできるシリコン素材のものに比べるとハードルが高く施工環境も必要であるということです。
キーパーコーティングを施工しているお店であれば、フッ素ガラスコーティング という商品があります。
窓ガラスの水弾きを重視したいのであれば、シリコンガラスコーティングという商品もありますし、正直カー用品店のものでも事足りると思います。
しかし、水シミ防止でいうとフッ素ガラスコーティングをすべてのガラスに施工しておくことをお勧めします。
フッ素はシリコンよりも水を弾きますし耐久期間も長い。
シリコンに比べればやや料金は高いですが、油膜取りが含まれていますし耐久期間も長いことを考えれば妥当な価格だと思います。
フロントガラスの耐久期間はワイパーの使用頻度にもよりますが、短い人で3か月くらい、長い人で半年くらいで再施工時期になります。一年に一度、すべてのガラスを施工しておいて、フロントガラスだけは水弾きが悪くなったらフロントガラスだけ施工すればいいんです。
これだけで水シミが付着する心配はかなり少なくなります。
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一度ついた水シミは簡単に落ちない
これだけは知っておいてほしいんですが、窓ガラスに付着した水シミは最悪の場合、何をしても取れない んです。
コーティングのお話しをしていてもそうなんですが、
まだ車が新しいからコーティングはしない とか もうちょっと古くなったらやる とかおっしゃる方がいますが
キレイな今だからやっておくべきなんです。
キレイな状態を保護することと、状態が悪くなってから保護することは全く意味が違います。
日本で車を乗るほとんどの方は 屋外駐車 ですよね。
酸性雨、紫外線、黄砂、PM2.5 など車を傷める要因は様々です。
いろんな要因から車を守るのならきれいなうちにやっておいた方が当然いいんですよね。
窓ガラスの水シミも同じです。
いや、ボディーよりも窓ガラスの方が厄介かもしれません。
窓ガラスに付着した水シミは軽度であれば油膜取りで落としてあげることができます。
しかし、重度でひどいものは油膜取りでもポリッシャーで研磨しても取れません。
だから、きれいなうちにやっておいた方がいいんです。
経年車でも今よりひどくしないためにやっておいた方がいいです。
まとめ
今回は窓に付着する水シミについて記事を書かせていただきました。
年間たくさんのお客様とお話ししますが、結構見て見ぬふりをする方は多いんです。
カーケアはコストがかかります。
何百万もする大事な愛車を年に一回だけ少しの出費できれいに乗ることができるなら、そんなに高いコストではないですよね。
気になった方はぜひ、お近くのキーパープロショップか、コーティング専門店でお話しを聞いてみてください!